制作事例:奄美大島の一棟貸しの宿「villa tumugu」さまのビジュアルイメージを制作しました

2024年6月19日

奄美大島にある一棟貸しの宿、「villa tumugu」さまのビジュアルイメージを、弊社で制作しました。

公式サイトも弊社で制作させていただいており、先日、さらに一棟ヴィラをオープンさせるということでリニューアルを実施。その一環として、新たにビジュアルイメージを提案し、制作させていただきました。

villa tumugu ビジュアルイメージ
https://www.tumugu-amami.com/
クライアント:villa tumuguさま
制作期間:約1ヶ月(ヒアリングから公開まで)
領域:企画/制作/コピーライティング/イラスト/情報編集/デザイン

ビジュアルイメージの最大の魅力である「分かりやすさ」

弊社が制作するビジュアルイメージの最大の目的は、宿やサービスの全体像や魅力を「分かりやすく」伝えることです。

近年、ホテルや旅館の宿泊施設、レンタルスペースのほとんどは、インターネット上で予約が可能になりました。世界のどこからでも、施設のページに用意されたテキストや画像から情報を把握し、ボタン一つで予約が出来るのは便利ですが、一方で、不安を感じている方も少なくありません。結局のところは実際に訪れるまで全貌が分からない、情報が十分に用意されていないというケースがあるためです。

また、最近では「Airbnb」など、個人が経営するシェアリングエコノミーサービスも増えてきました。個人で経営する場合、内装の本格的な撮影や施設利用のイメージ作成は、大きな負担になることがあります。予約開始までにすべての内装が終わっていなかったり、備品が揃っていないケースも多くあります。

しかし、弊社が制作するビジュアルイメージは、未完成の部分もイラストなどで補填し、表現することが可能です。「このような雰囲気にしたい」という具体的なイメージをヒアリングした上でビジュアル化することで、場合によっては小物を使用したシチュエーションカットが不要となりコスト削減にもつながります。

他にも、ビジュアルイメージは以下のメリットを提供することができます。

・一枚のビジュアルイメージで全体の情報を網羅
・データ / 紙媒体両方で利用可能
・サービスや概念を、視覚的に伝えることで物語のように印象を残す
・SNSでの宣伝・告知に最適
・宿の雰囲気にあったテイストで制作し、統一された世界観を作成

次に、ビジュアルイメージの制作に必要な要素を紹介します。

空間に対して「心地よい」と感じるのは、何か特定の要素だけではありません。間取りや家具、アメニティなどから複合的に印象を受け取って記憶がつくられます。

ビジュアルイメージを構成する主な要素

・ロゴ
・宿情報(住所、アクセス方法、チェックイン時間など)
・アメニティ
・備品
・間取り
・建築パースなど、立体イメージ
・実際に訪れた際の一言コメント  など

実際に、villa tumuguさまのビジュアルイメージを制作した際の制作過程をご紹介します。

ビジュアルイメージの制作過程(villa tumuguさまより)

1.建築図面を手描き図面データ化

まずはじめに、お部屋の全体像を把握するため、建築図面の平面図をいただきました。

平面図から、間取りや部屋の構成、開口部の開き勝手、導線、主要な設備などを確認。ビジュアルイメージ内でどのように見せるか考え、トレース技法を活用して手描き図面データを作成。

建築図面は、実際に建築施工することを目的に「正確さ」で作成されているため、床高や寸法など詳細まで記載されています。一方、宿のビジュアルイメージの目的は、お客さまにお部屋の全体像を「分かりやすく」伝えること。そこで、この段階でお客さまにとって必要な情報を取捨選択します。

個人のオーナーさまで、建築図面が手元にないという場合でも大丈夫です。
villa tumuguのオーナーさまからは、JPEG形式の画像データを送っていただきました。

2.実際に観察しながら、データに書き込み

手描きの図面データが出来たら、実際に宿・お部屋を観察しながら描き込みを入れていきます。私たちも実際に、奄美大島にあるvilla tumuguさまへ伺いました。

実際にお客さまが利用するのを想像しながら、玄関からスタートして壁や床、天井まで確認。必要な部分は写真を撮りながら、データにメモや気づきを描き込んでいきます。

建築図面だけでは気づかない、実際に訪れてみないと分からない角度や高さ、配置もあるため手描きのメモで残します。私は、ここで残したメモを「一言コメント」として、ビジュアルイメージに足しました。

3.図面清書データ作成

手描き図面データと描き込みメモから、清書データを作成します。
このとき、線の太さの調整をしました。

例えば、外壁やお部屋より外を表す線は一番太く、そのほかの間取りやドアの線は細くするなど、視覚的に分かる境界線をつくります。揺らいだ線や角なども細かく調整していきます。

境界線が出来たら、インテリアや内装設備を描き入れていきます。宿を利用するお客さま目線で、一つひとつを分かりやすく表現しました。

4.建築パースの作成

平面図の清書データが完成したら、次に「建築パース」と呼ばれる立体のイメージを書き入れていきます。平面図では全体を把握することが出来ますが、実際に人が見たときの図をイメージしやすいよう、必要な箇所に入れます。

全てに入れるのではなく、「ここは実際の見え方が分かる方がいいのでは」というポイントに入れることで、より効果的に。

5.アメニティ、サービス描き込み

空間の間取りに関する工程が完了したら、続いてアメニティやサービスについて描き入れていきます。

villa tumuguさまは、アメニティには特にこだわりがあるため細かく描き入れました。アメニティにどこのブランドやメーカーを採用しているかを重視するお客さまもいらっしゃいます。そのため、アメニティへのこだわりは必ず伺って描き入れます。

また、その他のサービスについてもビジュアルイメージでは視覚的に表現することが可能です。

例えばvilla tumuguさまの場合は、食事提供のサービスはない代わりに、滞在中は広くて快適なキッチンを自由に利用することができます。
キッチンで「こんな朝食を作ることが出来ます」というイメージを入れることで、「私もやってみたい」とお客さまの興味を引くきっかけにも

ただ、写真やテキストでキッチンがあることを示すよりも、ポジティブな印象として残りやすくなります。

6.彩色

手描きでの全ての情報を入れ終わったら、彩色へ進みます。
部屋の立体感や光の入り方を考えながら、明るさや色味を調整していきます。

villa tumuguさまのケースでは、淡い水彩画のような彩色方法を採用しました。オーナーの思いや、奄美大島の自然豊かな癒しの空間、あたたかさに合うよう社内で検討したものです。

宿やお部屋のテイストに合わせて、彩色方法も変えています。
例えば、シックテイストなら濃淡をしっかりつけたベタ塗り、若者向けのポップなテイストならマーカー塗りなど、さまざまな彩色方法を提案することが可能です。

7.インフォメーション・文字入れ調整

最後に、住所やアクセス方法など宿の情報を入れ、配置など細かい調整をします。


どんな情報が必要か、オーナーさまと話し合いながら見せ方を提案し、完成しました。

ビジュアルイメージはこのような人におすすめ

弊社が制作するビジュアルイメージは、個人・企業問わず、次のような施設を運営している方におすすめです。

・ホテル、旅館、Airbnbなど宿泊施設、レンタルスペース
・グランピングなど、体験やサービスと一体化した宿

もちろん、これからオープンしようと考えている方へのサポートも可能です。

弊社は、ビジュアルイメージだけでなく、トータルブランディングも得意としております。世界観やサービス内容が固まっていない段階でも、まずはご相談からお問い合わせください。