WordPressからSTUDIOに移築するメリットと注意点

2023年10月6日

弊社では、ノーコードツールを使用したWEBサイト制作に力を入れています。

サイトをつくる際、コーディングを行う必要のないノーコードツールは、時間とお金のコストを節約することができ、制作側とクライアントさまの双方にメリットがあります。

そういった背景もあり、これまで弊社がコーディングを行ってつくったサイトを、ノーコードへと移築するケースが増えています。

WordPressからSTUDIOへの移築について、メリットと注意点をお伝えしています。

ノーコードツール「STUDIO」を使用する3つのメリット

ノーコードツールはさまざまなサービスが提供されていますが、弊社では主にSTUDIOを使用しています。
日本発のノーコードツールであるSTUDIOは、他のサービスと比較してデザイン面の性能が優れています。これまでに制作したサイトの移築の際、デザインの再現性の優先順位が高い場合が多いため、STUDIOを採用しました。

STUDIOを利用するメリットには、以下の3つが挙げられます。

1つ目のメリットは、更新のしやすさです。直感的な操作が可能で、担当者の教育コストも少なく済みます。

WordPressでは、コーディングの知識がないと更新作業ができないことがありましたが、STUDIOではそのようなこともなく、手軽に更新を実施できます。

心理学 × 恋愛カウンセラーであり、算命学コンサルタントのかんころ様の公式サイトをSTUDIOへと移築したケースでは、トップページのバナーなど、これまでコーダーに発注が必要だったコンテンツの更新をスムーズに行えるようになり、サイトの情報鮮度を高く保てるようになりました。

2つ目のメリットは、メンテナンスコストがかからないことです。

例えば、WordPressでは、定期的に本体やプラグインのアップデート作業が必要となります。セキュリティの観点から、この更新作業はなくてはならないものです。一方で、更新することにより一部プラグインが正常に機能しなくなることがあり、そう言った場合には調整に時間がかかるというケースもありました。

しかし、STUDIOではこのようなアップデート作業の手間やコストを気にする必要がありません。管理者としては非常に大きなメリットです。

3つ目のメリットは、修正作業を迅速に行えることです。

WordPressを使用しているサイトでは、修正箇所が発生した場合、デザイナーがデザインを行い、コーディングはコーダーが担当します。デザイナーとコーダー、二人の稼働が発生し、やり取りも必要となるため、修正まで時間がかかっていました。

STUDIOの場合、修正が必要となった際、デザイナーが直接サイト上でデザインを調整することが可能です。修正のご依頼に対して、迅速に対応することができるようになりました。

WordPressからSTUDIOへ移築する場合の注意点

STUDIOへのサイト移築はメリットが多い一方、注意すべき点もあります。

中でも大きな注意点としては、独自ドメインのメールアドレスを使用する場合、メール用のサーバーが必要となることが挙げられます。

そのため、ある程度サーバーに関する知識が必要です。とはいえ、STUDIOは日本発のノーコードツールであるため、ネット上に日本語の情報が多く、調べながら対処することも比較的簡単にできます。

また、他のツールと比較して実装できない機能がいくつかあることにも注意が必要です。

代表的なところでは、ページネーションや会員登録機能を実装できないことが挙げられます。

ただ、実装できない機能はまだまだあるものの、これまでのところ、代替機能や構築の工夫で補うことができています。

STUDIOは機能のアップデートが盛んに行われており、今後使えるようになる可能性も高いと考えています。

注意点もありますが、ノーコードツールのメリットを最大限に活かすことで、効率的かつ高品質なサイト制作が可能です。

弊社では、これからもノーコードツールを活用したサイト制作にも積極的に取り組んでいきます。