【ラブソルのプロデュース】これまでとすこ〜し違う角度から磨くファッションスタイリング

2020年11月18日

先日、代表池田の投稿で、このようなお仕事のご紹介をさせていただきました。

ラブソルがプロデュースをさせていただくみなさまには、トータルで関わっていく所存です! というお話です。

本日のBlogでは、その中でメディア事業部の柴田が担当した「ファッションスタイリング」について、ご紹介します。

プロデュースの一環としてのファッションスタイリング

今回ファッションスタイリングをさせていただいたのは、著者の西原愛香さん。代表柴山がマネージャーを務めており、イベント運営や新たなオンラインサロン発足に向けてのお手伝いなどを、ラブソルでご一緒しています。

「次のステップに向けての新しいビジュアルをラブソルで撮影する」と決まった時、「少し大人っぽい印象にしたい」との希望をお伺いし、ヘアチェンジの次に行ったのがファッションスタイリング。その場面で、ご一緒させていただくことになりました。

今日のBlogでは、その流れをご紹介していきます。

“かけ離れず新鮮な”イメージ作り

一般的なファッションスタイリングと言うと、「今年のトレンドは何か」「顔の形や体型から似合うアイテム・コーディネートは何か」に注目して進めていくことをイメージされるかもしれません。

今回、愛香さんの新たなファッションをご提案した時に気をつけたことは、「新鮮ではありつつも、これまでのファンをびっくりさせないこと」

ファンが多い方なので、ご本人が「新鮮!ファッション楽しい!」と高まるのと同じくらい、「新しい愛香さんも素敵!」と思ってもらえるかに重きを置きました。

イメージ作りの工程としては、3STEP。

1)私の独断と偏見で、愛香さんに似合いそうなブランドとアイテムをピックアップする。

2)InstagramやブランドHPの写真を見ていただきながら、「おすすめするコーディネートと、それを着た時に与える印象」を雑談ベースでご確認いただく。

3)「着てみたい」「好き」「抵抗はない」「ちょっとこれは…」の分類を、反応を見ながら分けていく。

印象を変える=「180度新しい印象にチェンジする」ではなく、そもそもご本人が好きなもの(着ていて安心するもの)に、1~2点新たなご提案をしていくイメージを持っています。

<撮影の時は、私物もスタイリングアイテムとしてお持ちしました>

この3STEPに加えて、今回は「好きなモデルさん」をお伺いしました。

人は「この人のヘアスタイルが好き」「このファッションが好き」と言いつつも、無意識に「顔・髪型・体型・ファッション」の総合で「好き・嫌い」を判断しています。

これは美容師さんに聞いた話ですが、ヘアスタイルを変えたくてヘアカタログを見ている時、本人は髪型だけで選んでいるつもりでも、無意識に「顔と髪型のトータル=ほぼ顔が好み」で「これにしたい」と選んでいるそうなのです。

これまでの自分が似合っていたもの・こうなりたいと憧れるもの・第三者である私が似合うと思うもの。この3つの要素を取り入れながら、お買い物にいくブランドをリストアップし、それらのお買い物がしやすい街を選んでいきます。

お買い物同行

当日、お待ち合わせよりも一足先にブランドさんを回り、「目当てのアイテムがあるかどうか」「今時点での街のトレンドはどういうものか」をチェックして回ります。

目当てのアイテムがあるかどうかの確認は、お忙しい方に余計なお時間を使わせないため。いくら欲しいアイテムがあっても、その時置いていないのではお店にいくことが時間の無駄になってしまいますし、「写真写りは良かったけど…」な残念な結果を避けるべく実際に質感を見てみるためです。

と同時に店頭のマネキンや平台(お洋服が置いてある棚)で何がプッシュされているのかを見て、可能であれば店員さんとお話をしながら「その日のその街のトレンド」を教えてもらいます。その後また来ることを伝えておけば、ちゃんと迎えてもらえるので結構大事な時間だと思っています。

本文では偉そうに語っていますが、ただの楽しすぎる時間です。

お店を回る順番をきめたら、ご本人と合流。

合流後の私の仕事は、「とにかく試着をしていただくこと」と、試着後の「いかがなさいますか?」に「ちょっと考えてみましょうか^^」と応える役です。

この時点で写真を見て、質感を見て「これがいいのでは?」と候補に上がったアイテムがあるわけですが、洋服は本当に、体を通してみるまで似合うか似合わないかはわかりません。

だからこそ、たくさん試着してみて欲しいと思っています。でも、「買わなかったら申し訳ない…」「販売員さんが怖くて試着が苦手…」と思ってしまう方々がいらっしゃることも、重々わかっています。

なので、とにかく私の方から試着を促し、お断りもさくっとする、が私の主な役割となります。

以前ラブソルnoteでこんな記事を書いたことがあるので、ご興味があれば読んでみてください♫


元アパレル販売員が今だから気づいた、
本当に欲しい服を買う6つの方法 【前編】

https://note.com/laboussole/n/ne6b8bb2b1ec1

とにかく試着をしていただき、飽きないうちに一気に洋服を見て、最後に「あれ良かったなぁ…」と心に残るものを精査してご購入、という流れでお買い物同行は終了となります。

買い物は集中力が勝負! 試着のたびに、「このネックラインだとお顔が映える」とか「もう少し丈感が長いとバランス良さそうですね」と、「なぜ似合うのか・なぜあまり映えないのか」を確認しながら、パパッと1~1時間半くらいで終了します。

「その人を、どう見せれば魅力が伝わるか」

私は普段メディア事業部の人間として、取材記事という形を通して、お相手が一番魅力的に見える角度を探しています。それは、ファッションのご提案も同じこと。

「似合う・似合わない」ではなく、「引き立たせるか・合わないか」

たった1日の魔法ではなく、その後のその人の毎日を彩るようなお洋服の提案を、まるでウェディングドレスを選ぶかのような気合で。

大切なクライアントさまへとお届けしていきます。

撮影当日は、スタジオと服の相性を見ながら、このような資料も。
考えうる「素敵」をたくさん詰め込んでいます^^