起業のお話:会社のロゴデザインについて

2016年12月11日

起業を目指している方に向けて、自分たちの経験がもしかしたら何か参考になるかもしれないし、ならないかもしれないと思いながら綴っています。
今回は、会社のロゴデザインについてのお話です。

ロゴマークの意味を知っていますか?

ロゴをデザインした経験や、発注した経験ありますか?
私は会社員時代、会社ロゴ、ブランドロゴを使用する立場にはありましたが、最初から作成にかかわった経験は残念ながらありませんでした。

会社ロゴは、いろいろなところに使われます。
ホームページ、名刺、パンフレット……。
パッと目に入るロゴマークには、やはり会社の思いを込めたいもの。

今、所属している会社や組織がある方は、ロゴマークの意味を人に説明できますか?

CI(コーポレート・アイデンティティ)とは?

CIとは、企業のイメージを作り上げる戦略の一つです。
ロゴもその大切な構成要素。
CI戦略に基づいて、ロゴに自社の理念や由来を込めることで、正しいイメージを伝えることができます。
社名から連想されるイメージとかけ離れていたり、そもそもロゴがなかったりは、勿体無いです。
CIを意識して、ロゴにも思いを込めて行きましょう!

ロゴを決めるときの心構えは、5つ

ストーリーを作ろう!

どうしてその社名なのか?そこには多かれ少なかれストーリーがあるはず。
同様に、ロゴにもストーリーを作りましょう。
きっと、人の心に届くロゴになるはずです。

シチュエーションを想像しよう

ロゴが使われるシチュエーションは、様々。
WEBなのか、紙なのかによって必ずしもフルカラーで表現できない場合もあります。
たくさんの色を使うと、例えばノベルティグッズを作る時など一色印刷に適さなくなる可能性も。
シチュエーションが変わっても、伝わるロゴを意識しましょう。

色を味方につけよう

色はそれぞれイメージを持っています。
例えば、赤。
赤からは、情熱的なイメージや元気なイメージを受けます。
青だと、落ち着いた、静かなイメージ。
会社にどんなイメージを持ってもらいたいのかによって、色を味方につけましょう。
同業他社の使っている色を研究することも必要です。
あまりにも似た印象では差別化できません。

使用するフォントの権利関係に気をつけよう

一からフォントをデザインする場合は問題ありませんが、既存のフォントを使用するときには注意が必要です。
そのフォントの権利関係について、きちんと調べましょう。

アプリやアイコンにも応用できるとなおよし

自社サービスをアプリにする可能性はありますか?
もしある場合、アプリのアイコンにしやすいロゴだと良いかもしれません。
そして、ファビコンを表示するときにも使い易いロゴだとなお良いです。
ファビコンってご存知ですか?
ブラウザのアドレスバーやタブに表示されるウェブサイト独自のアイコンのことを、「ファビコン」と呼びます。
こちらを設定すると、タブをたくさん開いているときや、ブックマークしたときに先頭に表示されるので、視認されやすくなります。

では、LABOUSSOLE(ラブソル)の場合は?

ロゴデザインは、パートナーと二人でこれまた頭を悩ませて決めました。
社名が先に「LA BOUSSOLE」と、フランス語で羅針盤と決まっていたので、羅針盤をモチーフにしたいことはすんなり決まりました。

羅針盤と言っても、クラシカルなイメージのものもあれば、今風のイメージもありますよね。
比較的(笑)若い二人が立ち上げる会社、そして、ものづくりやデザインを行う会社ということで、路線はスタイリッシュにすることにしました。

羅針盤といえば、針!
その向きを右肩上がりにすること(笑)にはこだわりました。
やっぱり右肩上がりでいきたいですから!

そして、肝心の色です。
社名はフランス語ですが、日本発の企業であることには誇りを持ちたい。
ということで、日本の古来の色から選びました。
使うシチュエーションもしっかり考え、使う色は2色まで。
こちらは案外悩まずに浅葱と、真朱という色に決まりました。

自分たちの心の羅針盤に従って、右肩上がりに進むこと。
日本発の企業としての心を忘れないこと。
ブランディングやオリジナリティを表現したい人たちの羅針盤のような存在を目指すこと。
そんな思いをあらわしました。

WEBでも紙でも見やすく映えること。
コストの面などで1色で印刷したとしても、視認性など問題ないことなども検討しました。

そして、できあがったロゴがこちら。
今だに新鮮に感じる、大好きなロゴです。
LABOUSSOLEロゴ

終わりに

デザインの力は、一瞬で多くの人に思いを伝える可能性を持っています。
せっかく起業されるならば、ぜひ会社名を決めたらロゴも考えてくださいね。
発注する際には、上記のポイントをデザイナーにしっかりと伝えて、共有しましょう。
弊社でも、ロゴデザインを承っております。
気になられた方は、下記フォームよりお問い合わせください。